蓄電池の機種選び、カタログを並べるほど分からなくなりますよね。
容量も保証年数も似たような数字が並ぶので、どこで差がつくのか見えにくいんです。
この記事では容量・全負荷/特定負荷・停電時出力・保証・価格の5軸だけに絞り、主要12機種を横並びで比較しました。
2026年8月時点の公開スペックをもとに、条件別の答えまで出します。
結局どれを選べばいいのか、正直まったく決められません…
大丈夫です。
順番に決めていけば、候補は2〜3機種まで自然に絞れますよ。
結論|機種選びは「容量・負荷タイプ・保証」の3点で9割決まる
太陽光とセットで停電対策も重視するなら長州産業 スマートPVマルチかオムロン マルチ蓄電プラットフォームの2択です。
どちらも6.3〜16.4kWhの幅広い容量、全負荷型、15年保証をひととおり揃えています。
EVを持っているならニチコンのトライブリッド、安全性と寿命を最優先するなら京セラ Enerezza(20,000サイクル)が有力です。
ただし同じ機種でも施工店によって価格は数十万円単位で動くため、最後は必ず複数社の見積もりで比べてください。

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機種の差は、実はスペック表の細かい欄にはあまり出ません。
効いてくるのは「何kWh積むか」「停電時に家中を使えるか」「保証が何年か」の3つで、ここを決めた時点で候補は数機種まで落ちます。
逆に言うと、この3つを決めずにカタログを眺めても迷い続けるだけなんですよね。
以下では、まず5つの比較軸を整理してから、主要12機種の横並び表と機種ごとの中身に進みます。
先に軸を決めましょう。
ここを飛ばすと、営業トークに流されます。
機種を比較する前に決める5つの軸
メーカー名から入ると、必ず迷子になります。
先に5つの軸で自分の条件を固めておくと、残る候補は驚くほど少なくなりますよ。
順番は容量→負荷タイプ→システム→出力→保証です。
この並びで考えると迷いません。
①蓄電容量(kWh)|2026年の主流は10kWh以上
容量は停電時に何時間しのげるか、太陽光の余剰をどれだけ貯められるかを直接決めます。
環境省の家庭部門CO2排出実態統計調査によると、2021年度の一般家庭の年間電気使用量は1世帯あたり約4,175kWhでした。
月に直すと約348kWh、1日あたり約11.5kWhという計算になります。
出典は環境省「令和3年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」です。
容量別のざっくりした目安は次のとおりです。
| 蓄電容量 | 停電時の使用可能時間の目安 | 向いている家庭 |
|---|---|---|
| 〜5kWh | 約10〜12時間 | 一人暮らし・小容量で試したい |
| 5〜10kWh | 約12〜24時間 | 2〜4人世帯・太陽光とセット |
| 10〜16kWh | 約24〜38時間 | 大家族・オール電化・長期停電対策 |
| 16kWh以上 | 40時間以上 | EV連携・電力の自給自足を目指す |
4人家族の1日の消費電力はおよそ10〜12kWhなので、7〜10kWhが標準的な着地点になります。
太陽光と組み合わせるなら、パネル出力の1〜2倍程度の容量を目安にすると余剰の取りこぼしが減るとされています。
迷ったら大きめ。
あとから増やすのは面倒です。
大きいほど安心なのは分かりますが、値段も跳ね上がりますよね…
それが、1kWhあたりで見ると大容量のほうが割安なんです。
16.4kWhは6.5kWhより1kWh単価が10万円ほど低いという試算もあります。
②全負荷型か特定負荷型か|停電時に使える範囲が変わる
停電したとき、家中のコンセントが生きるか、決めた回路だけが生きるか。
この違いが全負荷型と特定負荷型です。
| 項目 | 全負荷型 | 特定負荷型 |
|---|---|---|
| 停電時の使用範囲 | 家中すべてのコンセント | あらかじめ決めた複数回路のみ |
| 200V家電(エアコン・IH) | 使用可 | 原則使用不可 |
| 費用感 | やや高め | 比較的リーズナブル |
近年の主流は全負荷型で、オール電化の家庭ならほぼ一択になります。
エコキュートやIHクッキングヒーターは200V機器なので、特定負荷型だと停電中に止まってしまうんです。
逆に照明とスマホ充電と冷蔵庫が動けば十分、という考え方なら特定負荷型でコストを抑える選択もアリです。
うちはIHなので、全負荷型で考えます。
全負荷型の機種選びをもう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
③ハイブリッド型・単機能型・トライブリッド型
太陽光発電とのつなぎ方の違いです。
ハイブリッド型は太陽光と蓄電池のパワコンを1台にまとめたタイプで、直流のまま充電できるぶん変換ロスが少なくなります。
単機能型は蓄電池だけで独立して動くタイプです。
既設の太陽光をそのまま活かせるので、後付けの工事が比較的シンプルです。
トライブリッド型は太陽光・蓄電池・EVの3つを1台のパワコンで統合制御します。
EVがないなら、トライブリッドは今すぐ必要な機能ではありません。
太陽光と同時に入れるならハイブリッド型、すでに太陽光があり後付けするなら単機能型が基本線です。
既設パワコンが設置から10年以上経っているなら、交換タイミングを兼ねてハイブリッド型に切り替える手もあります。
太陽光パネルと蓄電池でメーカーが異なると、動作に影響が出たり保証対象外になる場合があります。
後付けを検討している方は、既存パワコンとの互換性を見積もりの段階で必ず販売施工店に確認してください。
④停電時出力(kW)|容量だけ見ると足をすくわれる
ここが一番見落とされる軸です。
容量(kWh)は「どれだけ貯まるか」ですが、停電時出力(kW)は「同時に何台動かせるか」を決めます。
たとえば長州産業とオムロンが採用する同じプラットフォームでは、容量ごとに出力がはっきり分かれています。
| 蓄電容量 | 定格出力 | 停電時の想定 |
|---|---|---|
| 6.5kWh | 2.5kW | 照明・冷蔵庫・スマホ充電が中心 |
| 9.8kWh | 4.0kW | エアコン1台を含む通常生活 |
| 12.7kWh | 5.0kW | 200V機器を含めて余裕あり |
| 16.4kWh | 5.9kW | 家中をほぼ普段どおり |
16.4kWhモデルなら、冷蔵庫・テレビ・照明・スマホ充電(約285W相当)の使い方で約45時間もつとされています。
「容量は十分なのにエアコンが動かない」という事故は、たいてい出力不足が原因です。
カタログでは容量ほど目立たない欄なので、見積書で必ず確認してください。
kWhばかり見ていました。
kWも確認します。
⑤保証期間とサイクル数|15年保証が事実上の標準に
蓄電池は15〜20年つきあう設備なので、保証は価格と同じくらい重い判断材料になります。
主要国内メーカーは機器保証15年を標準にしており、10年保証のメーカーは相対的に短めという位置づけです。
もうひとつの指標がサイクル数(充放電の回数)で、京セラの20,000サイクルが公表値としては最長です。
サイクル数が多いほど長持ちする、という理解で合っていますか?
1日1回の充放電に換算すると約55年分に相当する計算になります。
- 機器保証は何年か(15年が上位クラス)
- 自然災害補償が付くか、付くなら何年か
- 施工保証は誰が何年出すか
- 容量保証(何年後に何%を保証するか)の条件
- 延長保証が有償か無償か
特に見落としやすいのが施工保証です。
設置後にトラブルが起きたとき、実際に動くのはメーカーではなく販売施工店であるケースがほとんどなんですよね。
施工保証、見積書のどこに書いてあるか探してみます。
機種の保証と、工事の保証は別物です。
両方そろって初めて安心。
主要12機種のスペック比較表【2026年8月時点】
ここまでの5軸で、主要12機種を横並びにしました。
表は3つに分けています。
まずは容量と負荷タイプから見ていきます。
気になる行だけ見れば大丈夫です。
全部覚える必要はありません。
| メーカー・機種 | 容量ラインナップ | 停電時給電 |
|---|---|---|
| 長州産業 スマートPVマルチ/スマートPVプラス | 6.3・9.8・12.7・16.4kWh | 全負荷型 |
| ニチコン ESS-T5/T6・ESS-U4M1 | 2〜19.9kWh | 全負荷型(200V対応) |
| オムロン マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-A | 6.3・6.5・9.8・12.7・16.4kWh | 全負荷型 |
| シャープ クラウド蓄電池システム | 6.5〜15.4kWh(増設対応) | 全負荷型 |
| 京セラ Enerezza/Enerezza Plus | 5.5・11・16.5kWh | 全負荷型(外部電源入力も可) |
| パナソニック 創蓄連携システムS+/eneplat | 3.5・5.6・7・11.2kWh | 全負荷型(200V対応) |
| カナディアン・ソーラー EP Cube | 6.6・9.9・13.3kWh | 全負荷型 |
| ダイヤゼブラ電機(田淵電機)EIBS7 | 6.5・8・11.5・14kWh | 全負荷型 |
| 伊藤忠商事 スマートスター3/L | 9.8・12kWh | 全負荷型 |
| HUAWEI LUNA2000シリーズ | 5〜30kWh(モジュール式) | 全負荷型 |
| テスラ Powerwall 3 | 13.5kWh(固定) | 全負荷型 |
| Looop でんち | 4・7・9kWh | 特定負荷型 |
続いて保証と価格帯です。
| メーカー・機種 | 保証期間 | 価格帯目安(工事費込・補助金前) |
|---|---|---|
| 長州産業 スマートPVマルチ | 15年 | 150〜350万円† |
| ニチコン ESS-T5/T6 | 10年(有償で15年に延長可) | 110〜450万円† |
| オムロン KPBP-A | 15年 | 150〜350万円† |
| シャープ クラウド蓄電池システム | 15年 | 150〜350万円† |
| 京セラ Enerezza Plus | 15年(自然災害補償10年) | 200〜400万円† |
| パナソニック 創蓄連携システムS+ | 15年 | 150〜300万円† |
| カナディアン・ソーラー EP Cube | 15年 | 130〜280万円† |
| ダイヤゼブラ電機 EIBS7 | 15年 | 150〜300万円† |
| 伊藤忠商事 スマートスター | 15年 | 200〜350万円† |
| HUAWEI LUNA2000 | 10年 | 150〜350万円† |
| テスラ Powerwall 3 | 10年 | 200〜300万円† |
| Looop でんち | 10年 | 100〜180万円† |
† 公式サイトに料金表の掲載なし、調査による参考値
並べてみると、15年保証・全負荷型・10kWh前後という条件はほとんどのメーカーが満たしていることが分かります。
差が出るのは容量の上限(ニチコンの19.9kWh、HUAWEIの30kWh)と、下限の刻み(パナソニックの3.5kWh、Looopの4kWh)。
つまり「うちに必要な容量」を先に決めておけば、この表だけで候補が3〜4機種に絞れるんですよね。
思ったより横並びなんですね。
逆にどこで選べば…
そこで効いてくるのが「太陽光のメーカー」「EVの有無」「設置スペース」です。
次の章で機種ごとに見ていきましょう。
【機種別】主要8機種の特徴と向いている家庭
横並び表で消えなかった主力8機種を、順番に掘り下げます。
長州産業 スマートPVマルチ|迷ったらここ、の万能プラットフォーム
山口県に本社を置く国内メーカーで、太陽光パネルの販売では国内最大手です。
主力の「スマートPVマルチ」はオムロンのマルチ蓄電プラットフォームを採用した製品で、成約数トップを記録する売れ筋になっています。
最大の武器は組み合わせの自由度です。
単機能蓄電システム
既存の太陽光はそのままに、蓄電池だけを後付けする構成です。
初期費用を抑えられます。
ハイブリッド蓄電システム
太陽光パワコンをPVユニットに置き換え、変換ロスを減らす構成です。
全負荷対応型ハイブリッド
トランスユニットを追加して、停電時に家中の電気を使える構成にできます。
もっとも人気の組み合わせです。
容量は6.5kWhから16.4kWhまで揃っています。
16.4kWhモデルなら停電時に約29時間しのげるとされています。
もうひとつ効くのが設置の柔軟さで、蓄電池ユニットを屋内、パワコンを重塩害対応タイプにすれば海岸近くの重塩害地域でも導入できます。
- 単機能・ハイブリッド・全負荷を後から組み替えられる
- 6.5〜16.4kWhの業界最大クラスのラインナップ
- 重塩害地域にも対応できる設置の自由度
- 構成の選択肢が多く、自分だけでは決めきれない
- パワコンを含めた総額が構成によって大きく変わる
太陽光の容量が大きく、売電より自家消費に振りたい家庭に向いています。
後から構成を変えられるのは心強いですね。
そうなんです。
「今は単機能、数年後にハイブリッド」という進め方もできます。
ニチコン ESS-T5/T6|EVがあるなら実質ここ一択
京都発の老舗で、創業は1950年になります。
2012年には世界初のV2Hシステムを世に出したパイオニアです。
家庭用蓄電システムの国内累計販売台数No.1で、2025年1月時点で20万台を突破しています。
強みは2kWhから19.9kWhという幅の広さにあります。
一人暮らしからオール電化の大家族まで守備範囲に入ります。
そして真骨頂がトライブリッド構成です。
太陽光・蓄電池・EVのバッテリーを1台のパワコンで統合制御するため、変換ロスを抑えられます。
V2Hスタンドを足せば、EVに貯めた40〜60kWh級の電気を家に流せます。
19.9kWhモデルとの組み合わせなら約70時間(およそ3日分)の停電にも対応できます。
気象警報を取得すると自動で充電を始めるAI制御を搭載しています。
台風接近のニュースを見て慌てて設定を変える、という手間が要りません。
大手ハウスメーカーのセキスイハイムでも採用されています。
注意点は保証で、標準は10年です。
有償で15年に延長できるので、見積もり時に延長分の金額も一緒に出してもらうのが確実ですよ。
EVはまだ持っていないのですが、将来買うかもしれません。
その場合はトライブリッド対応を選んでおくと、あとでパワコンを買い直さずに済みます。
オムロン マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-A|隠れた本命
血圧計のイメージが強いかもしれませんが、蓄電池では長州産業へOEM供給している実質的なトップシェアメーカーです。
基本スペックは長州産業版と同等で、オムロンブランドとしての信頼性と独自のAI制御が上乗せされます。
16.4kWhモデルの実力が分かりやすいです。
寸法は幅490mm×高さ1010mm×奥行295mmです。
大容量のわりに設置面積が小さいのが効いています。
AI制御はネットワーク接続で地域の気象情報を取りに行き、翌日が晴れなら夜間充電を減らす、警報が出たら満充電をキープする、といった判断を自動でやってくれます。
将来「マルチV2Xシステム」を足せばEV連携にも広げられるので、拡張性でも困りません。
長州産業版と中身はほぼ同じなんですよね。
どちらを選ぶかは、施工店の取り扱いで決まることも多いです。
30〜40dBはエアコン室外機と同等かそれ以下ですが、蓄電池は深夜に動くことがあります。
寝室の窓の真下だけは避けておくのが無難です。
京セラ Enerezza/Enerezza Plus|安全性と寿命で選ぶなら
「家の中に置くものだから発火が怖い」という不安に、いちばん正面から答えている機種です。
電極に電解液を練り込んだ世界初のクレイ型(半固体)リチウムイオン電池を採用しています。
液漏れの心配がなく、外部からの物理的な衝撃や火災試験でも発火・破裂しないことが実証されています。
電極層を厚く設計できるため寿命も長く、公表値は業界最長の20,000サイクルとなっています。
1日1回の充放電なら約55年分に相当します。
そこまで持つなら、途中で買い替える心配はなさそうです。
上位モデルのEnerezza Plusは、停電時にポータブル発電機や車載コンセントから蓄電池へ充電できる「マルチ入力」に対応しました。
太陽光が使えない夜や雨天の停電でも電気を確保できるので、災害対策としての信頼度が一段上がっています。
停電時出力も最大6kWと高めです。
継ぎ目のない曲面デザインなので、リビング脇に置いても浮きません。
カナディアン・ソーラー EP Cube|薄型で場所を選ばない
太陽光パネルで2024年度の世界出荷量7位、日本国内シェア2位という実績を持つメーカーの蓄電池です。
パワコンと蓄電池が一体化したオールインワン構造で、外壁に配線が露出しません。
厚さは約24cm。
9.9kWhモデルで幅600mm×高さ1221mm×奥行243mmなので、ガレージの壁際や軒下にも収まります。
電池はリン酸鉄リチウムイオンで安全性が高く、保証も15年ついています。
モジュールを積み増すスタック式なので、最初は6.6kWhで入れて、子どもが増えたら13.3kWhへ、という育て方もできます。
MPPT回路が4つあるため、屋根が複雑に分かれていても発電を効率よく拾えます。
停電時の自立出力は5.9kVAです。
厚さ24cmなら、うちの通路にも置けそうです。
パナソニック 創蓄連携システムS+|大手の安心感で選ぶ
家電・住宅設備の総合大手というブランド力がそのまま強みになる機種です。
創蓄連携システムS+はパナソニックの太陽光パネル・パワコンと一体で設計されており、発電から蓄電・消費までを一元管理できます。
停電時は家中の全コンセントが使える全負荷型で、エアコン・IH・電気温水器といった200V機器にも対応します。
容量は3.5kWhから11.2kWhまでで、小容量から入れる選択肢が多いのが他社との違いです。
全国の販売・サービス網が使えるので、設置後のアフターサポートで不安を残したくない方に向いています。
3.5kWhから選べるのは、実は小世帯にとって大きな利点です。
シャープ クラウド蓄電池システム|狭い敷地でも置ける
太陽光発電の老舗で、シャープ製パネルとの連携が最大の売りです。
クラウド経由でAIが天気予報と電力使用状況を分析し、充放電スケジュールを自動で組む「AIエコキュートスケジュール制御」を搭載しています。
コンパクト設計で、6.5kWhから蓄電ユニットを後から増設して15.4kWhまで伸ばせます。
小さく始めて育てたい人、そして「太陽光がシャープだから蓄電池も揃えたい」という人が主な候補層ですね。
増設できるなら、最初は控えめでもいいのかも。
テスラ Powerwall 3|アプリ体験とデザインを買う
13.5kWhの一択という潔い製品体系です。
容量で迷う必要がないぶん、選定は一瞬で終わります。
スマホアプリから充放電スケジュールの設定や電力使用状況の確認、停電通知の受け取りまでこなせます。
薄型デザインは他社と一線を画していて、あえて見せる置き方をする家もあります。
国内で施工できる販売店・施工店が限られます。
保証は10年で主要国内メーカーの15年より短く、都市部以外では修理・サポートへのアクセスが課題になるケースもあります。
候補に入れるなら、まず自宅エリアの対応施工店を確認してください。
デザインは好みですが、10年保証は少し気になります。
15年使う前提なら、そこは正直に天秤にかけたほうがいいところです。
目的別|あなたの条件ならこの機種
スペックを並べたところで、最後は自分の条件に落とし込まないと決まりません。
よくある4パターンで結論を出します。
太陽光を同時に導入する|長州産業 or オムロン
ハイブリッド型で組めるので変換ロスが少なく、工事も1回で済みます。
容量は7〜10kWhを基準にして、オール電化なら12.7kWh以上まで引き上げます。
停電時出力も5.0kW前後まで上がります。
工事が1回で済むぶん、施工費も抑えられます。
既設の太陽光に後付けする|単機能型から検討
既存パワコンを活かせるので工事がシンプルで、機器コストも抑えられます。
ただしパワコンが設置から10年以上経っているなら、交換時期を兼ねてハイブリッド型に切り替えるほうが結果的に得なケースもあるんですよね。
どちらが有利かは既存システムの型番次第なので、ここは見積もりで判断する部分です。
パワコンの設置年、保証書で確認できますか?
できます。
分からなければ機器本体の銘板シールに製造年が入っていますよ。
EVを持っている・買う予定がある|ニチコン トライブリッド
迷う要素がほとんどありません。
EVの40〜60kWh級のバッテリーを家庭へ回せるので、蓄電池単体では届かない数日規模の停電に対応できます。
とにかく長く安全に使いたい|京セラ Enerezza
20,000サイクルという公表値は、他社の11,000〜12,000サイクルと比べても頭ひとつ抜けています。
クレイ型電池の安全性と合わせて、15年より先まで見据える人向けの選択です。
20,000サイクルって、正直ピンと来ない数字です。
- 停電時に動かしたい家電を書き出したか(200V機器の有無)
- 直近1年の電気使用量(kWh)を検針票で確認したか
- 太陽光の有無・パネル出力・パワコンの設置年を把握したか
- 設置予定場所の寸法と、寝室からの距離を測ったか
- 塩害地域かどうかを確認したか
この5項目が埋まっていれば、どの施工店に相談しても話が一気に早く進みます。
ここまで用意して相談に行く人は少数派です。
だからこそ提案の質が変わります。
検針票、探してみます。
補助金を入れると実質負担はどこまで下がるか
機種の価格差より、補助金の有無のほうが総額に効くことがあります。
2026年度のDR補助金(需要創出型蓄電池導入支援事業)では、蓄電池容量1kWhあたり34,500円が設定されています。
2026年度は、DR補助金(需要創出型蓄電池導入支援事業)として蓄電池容量1kWhあたり34,500円の補助が設定されています。
SII 一般社団法人環境共創イニシアチブ
10kWhの蓄電池を総額190万円で入れた場合、DR補助金は約34.5万円になります。
ここに自治体補助(15万円目安)を重ねると、実質負担は約140万円程度まで下がる計算になります。
補助金は「機種を決めてから」では間に合わないことがあります。
制度の詳細はSIIのDR家庭用蓄電池事業ページで確認できます。
2025年度のDR補助金は、公募開始から約2ヶ月で予算が満了しました。
国と自治体の補助金は条件次第で併用できますが、どちらも予算上限があります。
「検討している間に終わっていた」を避けるには、機種を決める前の段階で情報収集を始めるのが確実です。
なお売電単価の推移は資源エネルギー庁のFIT制度・FIP制度 買取価格・期間等で公表されています。
売電が下がるほど、貯めて自分で使う価値は上がるという関係ですね。
売電を待つより、貯めて使うほうが得ということですか。
今はその方向に振れています。
だから蓄電池の相談が増えているんです。
導入した人はどう感じているのか
費用感については、実際に導入した人の受け止め方が参考になります。
共通しているのは、短期回収ではなく保険として捉えている点です。
保険と考えると、金額の見え方が変わりますね。
維持費については年1回の点検で1〜3万円程度という声が多く、日常的な負担は軽いようです。
一方で10〜15年後のバッテリーやパワコン交換に備えて積み立てている人もいます。
ここは正直、機種を選ぶ段階で織り込んでおくべき部分だと思います。
「元を取る」より「停電を買わない」と考えると、判断がぶれにくくなります。
導入後に後悔しやすいポイントは、こちらの記事でまとめています。
機種を決めたら、販売施工店を必ず比較する
同じメーカー・同じ機種でも、施工会社によって価格が数十万円単位で変わることは珍しくありません。
機種選びをどれだけ突き詰めても、ここを1社で決めると台無しになります。
同じ機種なのに、そんなに変わるものなんですね…

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| 運営会社 | 株式会社ソーラーパートナーズ |
| 加盟施工会社 | 全国600社以上 |
| 保証 | 工事完了保証 |
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株式会社ソーラーパートナーズが運営する蓄電池の見積り比較サイトです。
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| 初期費用 | 一括見積もり無料 |
|---|---|
| 料金形態 | 見積もり比較サービスのため利用は完全無料(蓄電池・設置費用は各社の見積もりによる) |
| 対応方法 | Web一括見積もり(最大5社) |
| 対応エリア | 全国 |
| 運営会社 | 株式会社グッドフェローズ |
| 同時見積り | 最大5社 |
| 対応 | 家庭用・産業用 |
蓄電池の設置費用を最大5社で無料一括比較。47都道府県の補助金情報も網羅した専門サイト
株式会社グッドフェローズが運営する、家庭用・産業用蓄電池の一括見積り比較サイトです。
全国の優良販売施工店から最大5社の見積もりを無料で比較できます。
47都道府県の補助金情報を掲載しているので、住んでいる地域で使える制度を確認しながら進められます。
紹介社数の多さで価格を叩きたい方に向いた窓口です。
- 最大5社から一括見積もりを取得して価格・条件を比較できる
- 全国の優良販売施工店を厳選して紹介している
- 47都道府県の補助金情報を掲載しており利用は完全無料
- 見積もり後に施工会社から営業連絡が来る場合がある
- 見積もり比較サイトのため施工自体は提携会社が行う
- 地域によって紹介できる会社が限られることがある
どこも利用は無料で、違いは紹介社数と保証まわりです。
1社だけだと相場が分からないので、最低2サービスで取って重ねるのが現実的なやり方だと思ってます。
相見積もり、面倒じゃないですか?
入力は60秒程度です。
数十万円動くことを考えたら、いちばん割のいい作業ですよ。
見積もりの取り方そのものに不安がある方は、こちらもあわせてどうぞ。
家庭用蓄電池の機種選びでよくある質問
まとめ
- 機種選びは容量・負荷タイプ・保証の3点で9割決まる
- 太陽光とセットなら長州産業 スマートPVマルチかオムロン KPBP-A
- EVがあるならニチコンのトライブリッド、安全性と寿命なら京セラ Enerezza
- 容量(kWh)だけでなく停電時出力(kW)も必ず確認する
- DR補助金は1kWhあたり34,500円。予算満了が早いので情報収集は先に動く
- 同じ機種でも施工店で価格が数十万円変わるため、相見積もりは必須
スペックを眺めていた時間より、検針票を1枚出して容量を決めた5分のほうが効きます。
候補が2〜3機種まで絞れたら、あとは見積もりで実勢価格を確かめるだけ。
そこから先は数字が答えを出してくれます。




