停電が3日続いたとき、家のどこまで電気が使えれば安心でしょうか。
災害目的で蓄電池を検討すると、まず全負荷型か特定負荷型かという分かれ道にぶつかります。
この記事では方式の違いと、家族人数・使う家電・太陽光の容量から必要なkWhを逆算する手順をまとめました。
カタログのkWhを見ても、うちに何kWh必要なのかが全然ピンとこないんですよね。
そこは計算式が1本あれば決まります。
家電の消費電力を足して稼働時間を掛けるだけなので、順番に見ていきましょう。
結論|災害目的なら全負荷型、容量は10kWh前後が判断の起点
在宅避難を前提にするなら全負荷型、最低限の回路が生きればいいなら特定負荷型で足ります。
容量は4人家族の1日の消費電力約5.2kWhが基準で、太陽光と組むなら10kWh前後、太陽光なしで2日粘るなら10〜15kWhが目安です。
ただし方式と容量を決める前に、停電用分電盤のアンペアを確認しないと「全負荷のはずが特定負荷」になります。

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先に窓口を並べましたが、比べる前提となる方式と容量の話から始めますね。
ここで大事なのは、方式と容量を別々に考えないことです。
全負荷型は家中の回路が生きる代わりに、電気の減り方も特定負荷型より速くなります。
つまり全負荷型を選んだ時点で、容量も一段上げる必要が出てくるわけです。
全負荷にすれば安心、で終わりじゃないんですね。
全負荷型と特定負荷型は、停電中の「使える範囲」がまるで違う
両者の差は性能ではなく、停電時に電気を流す回路の広さです。
全負荷型は家中の回路が生きる(75A/10kVA相当まで)
全負荷型は契約内容にもよりますが、分電盤が75Aもしくは10kVA相当まで、基本的にすべての部屋の電気が使えるタイプです。
家中の照明とコンセントが、ほぼいつも通り動くイメージですね。
そして全負荷型の一番の価値は、200Vの家電が使えることにあります。
エアコン、IHクッキングヒーター、エコキュート。
停電中に体温調節と調理と給湯を諦めなくていいのは大きいです。
夏の停電でエアコンが動くかどうかは、正直、生死に関わる話です。
特定負荷型は事前に選んだ回路だけ(15〜20A)
特定負荷型は、事前に指定したエリアの電気だけが使えるタイプになります。
製品によって違いますが、15〜20Aまでの回路を選ぶ形が一般的です。
これはご家庭のブレーカーでいうと1〜2回路分。
冷蔵庫のコンセントとリビングのテレビ、といった必要最低限の範囲になります。
回路の選定数は機種によって幅があり、通常4〜6回路まで選べるとする解説もあります。
いずれにせよ、家中どこでも自由に、という使い方にはなりません。
費用差は約20万円。ただし200Vは諦めることになる
特定負荷型は全負荷型より20万円ほど安いとされています。
加えて蓄電池ユニットの寸法がコンパクトな製品が多く、扱っているメーカーの数も特定負荷型のほうが多いです。
一方で200V家電は使えません。
停電中にエアコンが動かせないので、暑さ寒さ対策ができないという弱点が残ります。
| 比較項目 | 全負荷型 | 特定負荷型 |
|---|---|---|
| 停電時に使える範囲 | 75A/10kVA相当まで(家中ほぼ全部) | 15〜20A程度の指定回路 |
| 200V家電(エアコン・IH) | 使える | 使えない |
| 費用 | 特定負荷型より約20万円高い | 約20万円安い |
| 選べるメーカー | 限られる | 多い |
| 電気の減り方 | 速い(容量を厚くする必要あり) | 遅い(小容量でも成立) |
20万円の差か…。
悩ましいところです。
ここは「停電中に何を諦められるか」で決まります。
エアコンを諦められない家庭なら、その20万円は保険料だと思っています。
落とし穴|停電用分電盤のアンペア次第で全負荷が特定負荷になる
全負荷型を選んだのに、実際には特定負荷になっている。
この事故が起こります。
理由は、停電用の分電盤のアンペアがメーカーごとに違うからです。
住宅用分電盤が75Aで、蓄電池側の停電用分電盤も75Aなら、そのまま全負荷として日常通り電気が使えます。
ところが停電用分電盤が40Aだった場合、40A分までしか電気が流せません。
結果として、看板は全負荷型でも中身は特定負荷、という状態になるわけです。
- 自宅の住宅用分電盤は何アンペアか
- 提案された機種の停電用分電盤は何アンペアか
- その2つが一致しているか(低ければ実質は特定負荷)
- 200V回路が停電時の給電範囲に入っているか
これ、聞かないと絶対に気づけないやつですね。
全負荷型を選ぶべき家庭と、特定負荷型で足りる家庭
オール電化の二世帯住宅で、小さい子どもがいる。
この条件なら迷う余地はほぼありません。
逆にガス併用の一世帯で、停電中は冷蔵庫と照明が生きていれば十分という家庭なら、特定負荷型で目的は達成できます。
- オール電化で、調理も給湯も電気に依存している
- 二世帯住宅で使う部屋・家電の数が多い
- 小さい子どもやペットがいて、室温を下げられない
- 在宅酸素やCPAPなど生命に関わる機器を使っている
- 停電中も普段に近い生活を続けたい
- 導入費用をできるだけ抑えたい
- ガス併用で、調理と給湯は電気に頼っていない
- 一世帯で、停電時に使う家電を絞れる
- 停電時は冷蔵庫・照明・通信が生きていれば納得できる
特に見落としがちなのが医療機器です。
在宅酸素療法器やCPAP、電動ベッドは、停電がそのまま健康リスクに直結します。
該当する機器がある家庭では、容量は必要量の2倍以上を確保しておくことが推奨されています。
医療機器がある家庭は、蓄電池の切替時に一瞬電気が止まる点も要チェックです。
これは後半で詳しく触れます。
迷ったときの判定チェックリスト
- オール電化住宅である
- 停電中もエアコンを使いたい
- 家族が4人以上、または二世帯である
- 乳幼児・高齢者・ペットが同居している
- 停電が3日以上続く前提で備えたい
2つ以下なら、特定負荷型に浮いた20万円を太陽光の増設に回したほうが、長期的には効きます。
お金の使いどころを変える、という発想は無かったです。
方式そのものをもう少し深く比べたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
方式が決まったら、次はいよいよ容量ですね。
停電は何日続く?過去の災害データが示す「備えるべき日数」
容量を決める前に、そもそも何日分を想定するのかを決めないと計算が始まりません。
過去の台風・豪雨で発生した最大停電戸数と、99%の停電が解消するまでの時間は次のとおりです。
| 発生年月・災害名 | 最大停電戸数 | 停電解消までの時間 |
|---|---|---|
| 2018年7月 西日本豪雨(中国・四国電力) | 約8万戸 | 約100時間(約4日) |
| 2018年9月 台風21号(関西電力) | 約240万戸 | 約120時間(約5日) |
| 2018年9月 台風24号(中部電力) | 約180万戸 | 約70時間(約3日) |
| 2019年9月 台風15号(東京電力) | 約93万戸 | 約280時間(約12日) |
大規模停電の復旧は早くても3〜5日。
台風15号のように12日かかった例もあります。
千葉県を中心に最大約93.5万戸が停電し、一部地域では復旧まで2週間以上を要した。
経済産業省「台風15号に伴う停電復旧プロセス等に係る検証」(2019年10月)
同じ災害でも、市街地は3〜5日、郊外や山間部は7〜14日、離島や沿岸部では14日を超えたと整理されています。
つまり自宅の立地で想定日数が変わるということですね。
3日で復旧するつもりでいたら、山間部だと倍以上かかるんですね…。
だから最低72時間、余裕を見るなら1週間を想定して容量を組むのが現実的だと思ってます。
蓄電池だけで粘るか、太陽光と組むかで前提が変わる
蓄電池単体だと、蓄えた分を使い切った時点で終わりです。
停電中は商用電力から充電できないので、容量がそのまま寿命になります。
太陽光と組み合わせれば、昼に発電した電気を貯めて夜に使うサイクルが回ります。
燃料補給の心配なく長期停電に対応できるのは、この構成だけです。
目安として、太陽光なしで1〜2日なら10〜15kWh、3〜5日をカバーしようとすると20〜30kWhが必要とされます。
後者は現実的な金額に収まりません。
だからこそ災害目的の蓄電池は太陽光とセットで考えるのが前提になります。
太陽光ありきで考えると、必要なkWhの見え方が変わってきますね。
家族人数と使う家電から必要な容量を決める3ステップ
容量選びは感覚でやると必ずズレます。
計算式は1本しかありません。
停電中に動かす家電を優先順位で絞る
通信機器、照明、冷蔵庫、医療機器までが上位4つです。
冷暖房・調理・給湯はその次に置いて、まず削れない家電だけを書き出します。
1日分の消費電力量を出す
各家電のW数に、1日の稼働時間を掛けて合計します。
冷蔵庫だけは24時間で計算してください。
想定日数と太陽光の有無を掛ける
太陽光がなければ「1日分 × 想定日数」がそのまま必要容量です。
太陽光があれば昼に充電できるので、1日分をカバーできる容量から検討できます。
ステップ2で計算してみると、意外な家電が容量を食っていることに気づくはずですよ。
4人家族の試算|1日あたり約5.2kWh
停電時に最低限使う家電に絞ると、1日の消費電力量はこうなります。
- 冷蔵庫 200W × 24時間 = 4,800Wh
- テレビ 100W × 3時間 = 300Wh
- 照明(LED) 10W × 5時間 = 50Wh
- スマートフォンの充電 15W × 4時間 = 60Wh
- 合計 5,210Wh = 約5.2kWh
ここで注目してほしいのが内訳です。
合計の9割以上を冷蔵庫が占めています。
24時間動き続ける家電は、W数が小さく見えても総量では圧倒的なんですよね。
そして7kWhの蓄電池でこの生活をすると、1日で容量の半分以上を使う計算になります。
2日以内に復旧する見込みなら蓄電池単体でも耐えられる、というのがこの数字の意味です。
冷蔵庫がここまで支配的だとは思いませんでした。
家族人数で変わるのはエアコンの台数
実は、冷蔵庫が主役である以上、人数が増えても基礎の消費量はそれほど動きません。
差が出るのは冷暖房です。
エアコン6畳用を省エネ運転すると約0.3kW。
1台を8時間動かせば2.4kWhが上乗せされます。
この前提で人数別に積み上げると、次のようになります。
| 世帯構成 | エアコン稼働の想定 | 1日の消費電力量(試算) |
|---|---|---|
| 2人世帯 | 1台 × 8時間 | 約7.6kWh |
| 4人家族 | 2台 × 8時間 | 約10.0kWh |
| 二世帯住宅 | 3台 × 8時間 | 約12.4kWh |
※ 基礎負荷5.2kWhにエアコン6畳用の省エネ運転0.3kWを稼働時間分だけ加算した本記事の試算で、機種・断熱性能・外気温により変動します
二世帯で全負荷型を選ぶなら、12kWh級が現実的な出発点になるということですね。
逆に2人世帯なら、7〜9kWhでも優先順位をつければ2日はしのげます。
人数そのものより、エアコンを何台動かしたいかで決まる。
ここが一番のポイントです。
容量別に見た「どこまでの生活ができるか」
| 蓄電容量の目安 | 主な使い方 | 停電時のイメージ |
|---|---|---|
| 約4〜5kWh | 冷蔵庫+照明数カ所+スマホ/Wi-Fi | ほぼ1日を最低限の生活レベルで過ごせる |
| 約7〜9kWh | 上記+テレビや扇風機、小型エアコン | 優先順位をつければ2日程度しのげる |
| 約10〜12kWh | 冷蔵庫+照明+通信+エアコン1台 | 太陽光と組めば3日程度の長期停電にも対応可能 |
全負荷型を選ぶ人が10kWh前後に集まるのは、この表の一番下の行が理由です。
エアコンを動かしながら3日粘る。
それが災害対策として現実的なラインになります。
10kWh前後、という数字にちゃんと根拠があったんですね。
太陽光の容量から蓄電池のサイズを逆算する
すでに太陽光がある家、これから同時に載せる家。
どちらも判断の軸は同じです。
目安の比率はこうなります。
たとえば太陽光5kWなら、5kW × 5時間で25kWh相当の発電が見込めます。
ここに10kWhの蓄電池を合わせると、晴天時は2.5回転分の充電余力があるという計算です。
曇天でも蓄電池容量の50%以上は充電できると見込まれています。
この余力があるから、停電が数日続いても回り続けるんですね。
太陽光3kWしかない家に15kWhの蓄電池を載せても、満充電にできないってことですか。
そういうことです。
停電中は充電が追いつかず、大きい容量を持て余します。
用途別の推奨セット構成
| 想定する備え | 太陽光+蓄電池+出力 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 最小構成 | 3kW/5kWh/2kW | 150〜200万円程度† |
| 標準構成 | 5kW/7〜10kWh/3kW | 200〜280万円程度† |
| 充実構成 | 6〜7kW/12〜15kWh/5kW | 300〜400万円程度† |
| 最大構成 | 10kW/20kWh以上/6kW以上 | 500万円以上† |
† 公式サイトに料金表の掲載なし、調査による参考値
災害目的で全負荷型を選ぶなら、標準構成から充実構成のあいだが現実的なゾーンになります。
ここは設置条件と補助金で大きく動くので、金額は必ず見積もりで確認してください。
補助金の有無で数十万円は動くので、この表はあくまで出発点として見てください。
太陽光なしで全負荷型を選ぶときの注意
太陽光がない状態で全負荷型を入れると、容量の減りだけが速くなります。
家中の回路が生きているぶん、無意識に電気を使ってしまうからです。
停電が長引くほど、この構成は不利になります。
太陽光を後から載せる予定があるなら、蓄電池はハイブリッド型を含めて相談したほうがいいですよ。
順番を間違えると、あとで機器を入れ替える羽目になりそうですね。
容量より先に確認したい「定格出力」という落とし穴
10kWhの蓄電池を入れたのに、停電中にエアコンが動かない。
実際に起きるトラブルです。
原因は容量ではなく定格出力のほうにあります。
容量はタンク、出力は蛇口の太さ
容量(kWh)は、どれだけ電気を貯められるかを表します。
対して定格出力(kW)は、一度にどれだけの家電を同時に動かせるかを表す数字です。
タンクの水を蛇口から出すイメージで、蛇口が細ければ一度に出る量は少なくなります。
この2つを混同すると、次のような事故になります。
エアコン1.5kW + 冷蔵庫0.15kW + 照明0.2kW + テレビ0.15kW = 合計2.0kW
ここで蓄電池の定格出力が2kWだと、ちょうど限界に張り付きます。
容量が10kWhあっても、同時に使える量の上限は出力側で決まってしまうわけです。
定格出力3kWの機種なら、冷蔵庫200W・照明10W・テレビ100Wといった構成に余裕があります。
逆にエアコン600W以上や電子レンジ1,000Wを重ねると、出力を超えてブレーカーが落ちます。
カタログでkWhばかり見ていた人は、いまkWの欄を確認してみてください。
200V家電を使うなら自立出力4kVA以上
全負荷型の価値である200V家電には、もう一段の条件があります。
自立出力は機種によって1.5〜2kVAから5.9kVAまで幅があり、200V機器を使うなら4kVA以上が目安とされています。
主な200V家電の消費電力を並べてみましょう。
| 200V家電 | 消費電力の目安 | 災害時の価値 |
|---|---|---|
| IHクッキングヒーター | 3.0kW | 調理手段の確保 |
| エアコン(6畳用) | 1.5〜2.5kW | 冷暖房による健康維持 |
| エコキュート | 4.5kW(沸き上げ時) | 給湯・暖房の継続 |
| 電気温水器 | 3.0〜4.0kW | 給湯の継続 |
IHは立ち上がりの瞬間だけ、定格以上の電力を一時的に食うんですよね。
そのため、瞬時最大出力と持続出力の両方を確認しておくよう推奨されています。
IH使用中は他の高出力家電を重ねない。
これは停電中の運用ルールとして家族で共有しておきたいところです。
エコキュートの4.5kW、想像以上でした。
停電中に守るべき家電の優先順位
| 優先度 | 家電カテゴリ | 消費電力の目安 |
|---|---|---|
| 1位 | 通信機器 | 0.1kW |
| 2位 | 照明 | 0.1kW |
| 3位 | 冷蔵庫 | 0.15kW |
| 4位 | 医療機器 | 0.05〜0.3kW |
| 5位 | 基本的な冷暖房 | 0.5〜1.5kW |
| 6位 | 調理機器 | 0.8〜3.0kW |
上位4つを合計しても0.5kW前後にしかなりません。
命と情報に直結する家電は、実は電気をほとんど食わないんですよね。
容量を食っているのは、いつだって冷暖房と調理と給湯です。
優先順位を決めておけば、停電中に慌てなくて済みそうです。
全負荷型で後悔しないための、設置前と停電中のチェック
機種が決まっても、設定と運用でつまずくと意味がありません。
蓄電池はUPSではない。切替時に約5秒止まる
停電を検知してから自立運転に移るまで、約5秒前後の空白があります。
この間、家の中は完全に停電した状態です。
パソコンや精密機器は落ちて再起動しますし、時計やタイマーもリセットされます。
系統との連系を安全に遮断してから自立運転を始める仕組みなので、この瞬断は避けられません。
復電時も数分から最大5分ほどで自動復帰しますが、そこでも短い瞬断が起きます。
ここ、意外と知られていない落とし穴です。
カタログにも小さくしか書かれていません。
停電したのに電気が使えないときのチェック項目
- SOC(充電残量)が20%以下になっていないか
- 自立運転の自動切替がONになっているか
- 蓄電池側の出力ブレーカーが落ちていないか
- 使いたい回路のブレーカーが上がっているか
- 同時使用電力が定格出力を超えていないか
大半のトラブルは、この5項目のどれかで止まっています。
災害時は冷静な判断が難しくなるので、平常時に一度なぞっておくのが確実です。
月1回以上の満充電と、年2回の自立運転テスト。
これだけでも安心感が変わります。
年2回のテスト、防災の日と年末あたりに設定しておくと忘れなさそうです。
発電機を併用する場合は屋内使用が厳禁
蓄電池の補助に発電機を考える人もいますが、扱いは別物です。
屋内・車庫・ベランダでの使用は絶対に避けてください。
一酸化炭素中毒のリスクがあり、消費者庁が携帯発電機の事故について繰り返し注意喚起しています。
設置は建物の開口部から3m以上離した屋外が条件です。
そして蓄電池と発電機の同時運転は禁止。
切り替えるときは、必ず一度すべて停止させます。
- 屋内・車庫・ベランダでの使用
- 窓・ドア・換気口の付近での使用
- 就寝中や外出中の無人運転
- 燃料を満タンにしたままの保管
在宅避難そのものの備えは、内閣府の防災情報ページでも公開されています。
蓄電池は電気を守る手段であって、備蓄や避難計画の代わりにはなりません。
電気が確保できると、水や食料の備蓄も活きてきます。
セットで考えたいですね。
実際に災害目的で導入した人の声
数字の話が続いたので、導入した人の温度感も見ておきましょう。
以下は蓄電池・太陽光の販売施工を手がけるエコ発電本舗に寄せられたGoogleマップの口コミです。
大容量を2台入れてなお「十分ではない」と書かれている点が、正直だと思います。
太陽光と組み合わせて初めて安心感につながった、という順番もそのとおりですね。
問い合わせが6月で、工事完了が12月。
半年ほどのリードタイムがかかっています。
台風シーズンに間に合わせたいなら、逆算するとかなり早めに動く必要があるということですね。
半年…。
思い立ってから設置までが長いんですね。
補助金の申請期間も絡むので、見積もりだけは早めに取っておくのが得策です。
災害対策の蓄電池はどこに相談する?無料で比べられる窓口3社
方式と容量の当たりがついたら、あとは実機と工事費を突き合わせる作業です。
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1社だけの見積もりで決めると、全負荷型かどうかの前提すら揃わないことがあります。
蓄電池と災害対策のよくある質問
まとめ
- 在宅避難を前提にするなら全負荷型。200V家電を諦められる家庭は特定負荷型で足りる
- 全負荷型と特定負荷型の費用差は約20万円。ただし全負荷型は容量も一段厚くする必要がある
- 4人家族の基礎負荷は1日約5.2kWh。差が出るのはエアコンの台数で、二世帯なら12kWh級が起点
- 容量の逆算式は「太陽光容量(kW)× 4〜6時間 ≒ 蓄電池容量(kWh)」
- 定格出力が足りないと、10kWhあってもエアコンは動かない。200V家電なら自立出力4kVA以上
- 停電用分電盤のアンペアが住宅用より低いと、全負荷型を選んでも実質は特定負荷になる
災害対策の蓄電池選びは、kWhの大小より「停電中に何を動かし続けたいか」を先に決めるほうが早く着地するんですよね。
そこさえ決まれば、容量も出力も計算で出せますよ。



