「蓄電池って、そもそもどうやって電気を貯めてるの?」と気になって調べ始めた方は多いはずです。
この記事では充電と放電の原理から種類の違い、家庭用の選び方までまるごと整理しました。
仕組みって難しそう…理科が苦手でも分かりますか?
大丈夫です。
「貯めて、使う」の2ステップで考えれば一気にスッキリしますよ。
結論|蓄電池の仕組みは「充電で貯めて、放電で使う」二次電池のこと
蓄電池は充電で電気を貯め、放電で取り出す「二次電池」です。
家庭用の主流はリチウムイオン電池で、太陽光発電と組み合わせると昼の電気を夜に回せます。
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蓄電池とは、電気を貯めて必要なときに使える装置のことです。
スマホのバッテリーと同じで、充電して繰り返し使える点が乾電池との大きな違いになります。
ここから、仕組みの中身を順番にほどいていきますね。
スマホの大きい版、くらいの理解でいいんですか?
そもそも蓄電池とは?乾電池(一次電池)との違い
蓄電池は、電気エネルギーを貯めて、必要なときに放出できる装置です。
充電して何度も使えるため「二次電池」とも呼ばれます。
一度使ったら終わりの乾電池(一次電池)とは、ここがはっきり違うんですよね。
一次電池=使い切りの乾電池。
二次電池=充電して繰り返し使える蓄電池。
スマホ・ノートPC・EV、そして家庭用蓄電池はすべて二次電池の仲間です。
家庭用蓄電池は、住宅の電気配線につないで家の電気を補助する設備です。
容量はおおむね数kWhから20kWh以下のものが中心になっています。
一方の産業用は、もっと大容量で電力の安定供給などに使われます。
家庭用は、ちょうど物置サイズくらいのものが多いイメージですね。
蓄電池の仕組みをわかりやすく解説|充電と放電の原理
仕組みのキモは、たった2つの動きだけです。
電気を取り出す「放電」と、電気を貯める「充電」。
この2つを行き来しているのが蓄電池なんです。
電池の基本構造(プラス極・マイナス極・電解質)
電池の中には、性質の違うプラス極とマイナス極が入っています。
その2つの極が電解質(電解液)の中に浸かっている、というのが基本の構造です。
構造そのものは、実は乾電池も蓄電池もほぼ同じなんですよ。
え、乾電池と中身が似てるんですか?
放電の仕組み|電気を取り出すとき
電池から電気を取り出す動きが放電です。
マイナス極(負極)では酸化反応が起き、電子が放出されます。
その電子が導線を通ってプラス極(正極)へ流れ、正極では還元反応が起こります。
この電子の流れが、そのまま電気として使われるわけです。
電子がマイナスからプラスへ引っ越しする、そのときに電気が生まれるイメージですね。
充電の仕組み|電気を貯めるとき
放電とは逆向きの動きが充電です。
外部電源から電子を送り込み、放電のときと逆の酸化還元反応を起こします。
すると電池の中身が、おおよそ放電前の状態まで戻ります。
だから何度も繰り返し使える、というしくみなんですよね。
放電を巻き戻すのが充電、と覚えるとスッと入ってきます。
蓄電池が電気を貯めて使うまでの流れ(図解イメージ)
太陽光発電と組み合わせた場合の流れを、ステップで見てみましょう。
太陽光パネルで発電する
昼間、屋根のパネルが太陽の光で電気をつくります。
使い切れない電気を充電する
家で使い切れなかった余りの電気を、蓄電池に貯めておくわけです。
夜や朝夕に放電して使う
発電できない時間帯に、貯めた電気を取り出して家電に回します。
停電時の備えにもなる
災害で停電しても、貯めた電気で最低限の生活を維持できます。
直流の電気を家庭で使える交流に変換する「パワーコンディショナ」も、この流れの裏で活躍しているんですよ。
蓄電池って、単体じゃなくチームで動いてるんですね。
蓄電池の種類と特徴|代表的な5種類を比較
ひとくちに蓄電池といっても、中身の材料はいくつか種類があります。
よく知られているのは次の5種類です。
| 種類 | 主な特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 鉛蓄電池 | 低コスト・安全性が高い・重い | 自動車・バックアップ電源 |
| ニッケル水素電池 | 有害物質が少ない・電圧が低い | 乾電池・一部のHV車 |
| リチウムイオン電池 | 小型軽量・高効率・長寿命 | 家庭用蓄電池・EV・スマホ |
| ナトリウム硫黄電池 | 大容量向き | 産業用 |
| レドックスフロー電池 | 長寿命・大規模向き | 産業用 |
このうち、家庭やオフィスでよく使われる3種類をもう少し掘り下げます。
最も歴史が長い「鉛蓄電池」
鉛蓄電池は、もっとも古くからある伝統的なタイプです。
魅力は低コストで安全性が高いこと。
電解液に不燃性の希硫酸を使うため、燃え広がりにくいのが特徴です。
ただしエネルギー密度が低く、製品が重くて場所を取るのが弱点になります。
乾電池でおなじみ「ニッケル水素電池」
ニッケル水素電池は、有害物質が少なく扱いやすいタイプです。
エネルギー密度は高めですが、電圧が低めなので高出力の用途には不向き。
そのため、充電式の乾電池などでよく見かけます。
家庭用の主流「リチウムイオン電池」
いま家庭用蓄電池の主役は、このリチウムイオン電池です。
小型軽量で高効率、しかも長寿命という三拍子がそろっています。
スマホやEVに使われているのも、この性能の高さがあるからなんですよね。
身近な機器とおなじ電池が、家ごと支えてくれるわけですね。
リチウムイオン電池は、過充電や過放電、強い衝撃に弱い面があります。
まれに発熱・発火のリスクもあるため、正しい設置と管理が前提になります。
だからこそ、施工実績のある業者を選ぶことが大切なんです。
家庭用蓄電池の仕組みと3つのタイプ
家庭用蓄電池は、機能によって大きく3タイプに分かれます。
「どこまで電気をまかないたいか」で選ぶタイプが変わってきます。
単機能型|既設の太陽光に後付けしやすい
単機能型は、シンプルに電気を貯めて使うタイプです。
すでに太陽光発電がある家に後付けしやすいのが強み。
太陽光がない家でも、停電対策として使えます。
ハイブリッド型|太陽光と連携して電気代を削減
ハイブリッド型は、太陽光発電と一体で動くタイプです。
昼につくった電気を夜や朝夕に回せるので、買う電気を減らせます。
電気代の削減を狙うなら、こちらが向いていますね。
全負荷ハイブリッド型|停電時も家中の電気を使える
全負荷ハイブリッド型は、家全体に電気を送れるタイプです。
停電してもエアコンやIHなど200V家電を含めて普段どおり使えます。
停電時に自動で切り替わるので、操作も不要です。
うちはオール電化だから、全負荷型が安心かも。
容量(kWh)の目安も押さえておきましょう。
蓄電池と太陽光発電・売電の仕組み
蓄電池の話で必ず出てくるのが「売電」との関係です。
ここを理解すると、なぜ今「貯めて使う」が注目されているのかが分かります。
FIT(固定価格買取制度)は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取る制度です。
資源エネルギー庁 FIT・FIP制度
このFITの買取期間が終わることを「卒FIT」と呼びます。
卒FIT後は売電価格が大きく下がるため、売るより自分で使うほうがお得になりやすいんです。
そこで余った電気を蓄電池に貯めて、夜に使う家庭が増えています。
売るより自分で使ったほうがトクって、時代が変わったんですね。
FITの買取価格は年々下がっています。
蓄電池があれば、昼の余剰電力を夜に回して買電を減らせます。
これが、卒FIT世代に蓄電池がすすめられる一番の理由です。
蓄電池を導入するメリット
蓄電池の良いところを、生活目線で整理してみます。
- 停電時もバックアップ電源として電気を確保できる
- 太陽光の余剰電力を貯めて夜に使え、電気代を抑えられる
- 夜間の安い電気を充電して昼に使う運用もできる
- 電力の自給自足に近づき、電気料金の高騰対策になる
特に大きいのが、災害時の安心感です。
停電のたびにヒヤッとする季節、これは効きます。
冷蔵庫…食品の保存ができる
照明…夜間の生活を確保できる
スマホの充電…家族との連絡手段を守れる
全負荷型ならエアコンやIH調理器も使え、普段に近い暮らしを保てます。
導入前に知っておきたい注意点・デメリット
良いことばかりではないので、弱点も正直に書いておきます。
- 本体と工事で初期費用がかかる
- 屋外や室内に設置スペースが必要になる
- 充放電を繰り返すと少しずつ容量が劣化する
そしてもう一つ、気をつけたいのが高額な訪問販売です。
相場を知らないまま契約すると、かなり高い金額をつかまされることがあります。
ここは本当に注意してほしいところです。
- 「今日契約すれば大幅値引き」と即決をせかしてくる
- 相見積もりを取らせず、その場でサインを求める
- 補助金や売電収入の効果を過大に説明してくる
訪問販売で契約しても、一定期間内ならクーリング・オフできる場合があります。
不安なときは国民生活センターに相談してみてください。
みんなの声|蓄電池の仕組み・契約に関する疑問
実際にネットで寄せられている声も見てみましょう。
回答では「正極に二酸化鉛、負極に海綿状鉛、電解液に希硫酸を使う二次電池」と説明されていました。
専門的ですが、つまりは極と電解液の組み合わせで充放電している、ということですね。
この投稿には「高すぎる」という指摘がついていました。
金額が妥当かどうかは、結局のところ複数社の見積もりを並べないと判断できません。
その場で決めず、まず数社の見積もりを取る。
これだけで失敗はかなり減らせます。
蓄電池の選び方|失敗しない3つのポイント
種類や仕組みが分かったら、最後は選び方です。
家庭用は容量・機能・設置環境の3つで考えると整理しやすいですよ。
- 導入の目的は「停電対策」か「電気代削減」かを決めたか
- 家庭の電力使用量に合った容量(kWh)を把握したか
- 既設の太陽光発電と連携させたいか確認したか
- 設置スペースと搬入経路に問題がないか見たか
- 複数社から相見積もりを取って価格を比べたか
目的が「停電時も普段どおり」なら全負荷型、「電気代を抑えたい」ならハイブリッド型が候補です。
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蓄電池の仕組みに関するよくある質問
充電で電気を貯め、放電で取り出す「二次電池」です。電池内の酸化還元反応の向きが、充電と放電で逆になることで繰り返し使えます。
住宅の配線につないで家の電気を補助する点が特別です。太陽光で発電した電気を貯め、夜や停電時に放電して使えます。タイプは単機能型・ハイブリッド型・全負荷型の3つです。
余った電気を電力会社に売るのが売電です。FITの買取期間が終わる「卒FIT」後は価格が下がるため、売るより蓄電池に貯めて自分で使うほうが有利になりやすいです。
主流はリチウムイオン電池です。小型軽量で高効率、長寿命という特徴があり、限られた設置スペースでも大きな容量を確保しやすいためです。
使う電気の量で決めます。目安は電力消費が少ない家庭で6.5kWh、3〜4人家族の標準で9.8kWh、消費が多い家庭で16.4kWh以上です。容量が大きいほど価格も上がります。
役割が違います。蓄電池は電気を貯める装置、パワーコンディショナは直流と交流を変換する装置です。家庭で使うには両方がセットで働きます。
まとめ|蓄電池の仕組みは「貯めて使う」が基本
- 蓄電池は充電と放電を繰り返せる二次電池
- 家庭用の主流はリチウムイオン電池
- 機能で単機能型・ハイブリッド型・全負荷型に分かれる
- 卒FIT後は「売る」より「貯めて使う」が有利になりやすい
- 導入時は複数社の相見積もりで価格を比べるのが鉄則
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